コーヒーの味を変えるものは「産地」や「品種」、「焙煎方法」だけではありません。

実は、器具をどのように使って淹れるかによって大きくコーヒーの味を変えることが可能です♪

コーヒー豆はいいものを買うけど、コーヒー器具は気にしていないという人がとても多い印象があります。

これ本当はとても勿体無くて、コーヒー豆は安くても普通に美味しいものばかり。

むしろ、器具や淹れ方次第で大きく味が変わるので、そこをこだわる方が重要なんです!

そこで、これだけあれば完璧なコーヒーを楽しめるという器具を厳選してご紹介したいと思います。

おすすめのコーヒー器具TOP5

特にコーヒーの味が変わる要素になりやすく、最低限持っておきたい器具5つをまとめました。

それぞれに人気ブランドがある中で、特に評判がよく、私たちもおすすめできるものだけを選んでいます。

コーヒーミル(グラインダー)

多くの人はすでに粉状態になっているコーヒーを買うと思いますが、これは風味が80%くらい失われている状態で飲んでいるのと同じ。

本当は豆の状態で買って、飲む直前に挽くようにするだけでも全く別の味のコーヒーが楽しめます♪

なので、コーヒー器具の中でも最も持っておくべきものと言って間違いありません!

一般的には電動式を「グラインダー」、手動式を「コーヒーミル」と呼ぶことが多いです。

グラインダーは商用向きで価格帯も高価なので、ここでは世界トップクラスの味を出せてコスパが良いコーヒーミルを紹介します。

1番有名で人気なのは「コマンダンテ」というドイツのブランド。

値段も1番高いですが、世界のトップバリスタもそのほとんどが愛用する、世界最高のコーヒーミルと言われています。

ただちょっと価格が高すぎるので、コマンダンテの5分の1くらいの価格で買えて、性能もほぼ遜色がない「タイムモア」という中国のブランドが非常に人気となっています。

価格と性能を比較すると、買ったことを後悔する人はいないはず!

コマンダンテならC40MK4、タイムモアならC3Sが買って間違いのないおすすめ商品です。

ドリッパー&サーバー

あまり気にかける人が多くないドリッパーやサーバーですが、実はその素材や形状が抽出に大きな影響を与えます。

ドリッパーには、陶器製、ガラス製、樹脂製、金属製などがあります。

スタイリッシュなデザインの陶器やガラス、抽出の精度が高い金属にも良さがありますが、1番人気があるのは丈夫でコストパフォーマンスの良い樹脂製となっています。

日本発祥の世界的メーカーである「ハリオ」が、デザインもシンプルでおしゃれなことに加えて、価格も安く、壊れることもほぼないので、世界中で圧倒的な販売数を誇ります。

なので、ここはハリオのベストセラーでもある中型のV60ドリッパーとサーバーを揃えておけば間違いないでしょう!

フィルター

フィルターはあまり差が出ない部分なので何を買うかにはそこまでこだわらなくても良いかもしれません。

種類としては、ぺーパーフィルター、ネルフィルター、金属フィルターの3種類のチョイスがあります。

コストパフォーマンスの良さが重要な部分なので、ペーパーフィルターの利用がほとんどです!

気を付けたいのは、円すい形や台形、フラットボトム形などがあるので、ドリッパーの形と合っているフィルターを使うこと。

それから、ペーパーを事前に熱湯でリンスして、紙の匂いがコーヒーに移らないようにすること。

これらを間違えたり、怠ったりすると、それが味わいの違いになって現れます。

ペーパーフィルターは何を買っても良いですが、ドリッパーの1番人気がハリオのため、それに合わせている方が多いです。

電気ケトル

細口ケトルを利用することでも大きくコーヒーの味が変わります!

湯量と注ぐ速度を細かく調整することで理想的な抽出ができるためです。

特に、温度調整機能付きの細口ケトルを使用することで、コーヒーの味に影響を与える水温を正確にコントロールすることができます。

細口でないケトルを使っている方があまりにも多く勿体無いのですが、これは味わいがさらに1段階進化しまうので、持っておくことをおすすめします。

温度が調整できるもの、細口のものであればどの商品を選んでも問題ありません!

コーヒースケール

コーヒーは豆の量もお湯の量も少し変わるだけで全体的に味が変わりますので、コーヒースケールは必須のアイテムです!

このことをよく知る上級者ほど必ず計量して淹れるようになります。

一般的な料理とかだと上級者ほど感覚で調理をされる光景をよく見ますが、コーヒーでは逆なんですね。

必要な機能は、重さを0.1g単位で測れること、タイマー機能が付いていることの2点です。

高機能なものではなく、最低限必要な機能が揃っていればどんなものでも良いですが、デジタル表示が見やすいブラックカラーのスケールがおすすめとなります。

コーヒー器具を揃えることの重要性

コーヒーの味は、豆の品質だけでなく「挽き方」や「お湯の温度」、「抽出時間」など複数の要素で決まります。

器具を揃えるとこれらの要素を数値的にコントロールできるようになることが重要なんですね。

  • コーヒーミル・・・均一な粒度になるので、抽出速度と味のバランスが安定する
  • ドリッパー・・・抽出速度と味の方向性を決定して、酸味とコクを調整できる
  • フィルター・・・抽出抵抗と油分吸着を制御して、クリーンさと抽出時間を最適化させる
  • ドリップケトル・・・湯量と注ぐ速度を制御して、香りと甘みの抽出精度向上させる
  • スケール:比率と時間を数値で管理して、味の一貫性と再現性を確立する

これらの器具があるだけで自分の理想の味を再現できるようになりますので、ぜひ試してみてくださいね。